常田さんはKing Gnu（キングヌー）のメンバーです。
2019年にリリースした「白日」は土曜ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌として書き下ろした楽曲でこの曲がヒットし一気に知名度も上がりメジャーデビューも果たしました。また、同年には「第61回日本レコード大賞」で優秀アルバム賞を受賞、「第70回NHK紅白歌合戦」にも出場しました。

その後もアリーナツアーや新曲を続々とリリースし、2022年にはフジテレビ系月9ドラマ、「ミステリと言う勿れ」の主題歌に「カメレオン」が器用されました。
また、「白日」のストリーミング再生総再生回数が5億回を突破するなど現在も精力的に活動を行っています。

出身小学校は、長野県伊那市立伊那北小学校です。

常田さんはご両親と2歳上の兄の4人家族で、父親はロボットエンジニアで若い頃はジャズバーで演奏していたようです。

母親は、音楽教師で兄はヴァイオリニストの常田俊太郎さんという音楽一家です。
常田さんも「両親がピアノ弾きだったんです。ジャズ・ピアニストとクラシック・ピアニストで。家には楽器がいっぱいあったし、音楽がすごく溢れてるところに生まれたんで自然と音楽に触れ合ってました。」と明かしており、音楽が身近にあった環境で育ちました。

また、5歳ぐらいの時にチェロを始めますがそれは近所にチェロ弾きのおじさんがいたようでその方に教えてもらっていたそうです。

小学校では野球部に所属していました。
この頃よく聴いていた音楽は様々なジャンルを聴いていたそうですが、特にジミ・ヘンドリックスやレッドツェッペリンなどだそうです。

出身中学校は、長野県伊那市立東部中学校です。

小学校からしている野球は中学でも続けており野部に所属していました。また、途中から合唱部も掛け持ちしています。合唱部ではマリンバを担当しています。
メンバーの井口理さんは合唱部の後輩でともにNHK全国学校音楽コンクールの全国大会に出場しました。

1年生の時にギターを始めています。さらに、バンド活動もしておりオリジナル楽曲やビートルズを演奏していました。
また、中学生の頃からすでに作曲を始めていたようで曲はギターやピアノ、チェロでもつくっていたようで、他にもドラムやベースからも作る曲もあったんだとか。

そして、3年生の時に本格的にチェロを再開したそうです。

中学を卒業した後は、長野県伊北高校に進学しています。
偏差値は62～67で、常田さんの他にも多くの有名な方が卒業されています。

・河野実(小説家)
・芦部信喜(法学者、東京大学名誉教授、文化功労者、日本公法学会理事長、国際人権法学会理事長)
・唐澤豊(科学者・動物学者/元 信州大学理事/農学部長/信州大学名誉教授)
・新谷志保美(スピードスケート選手（バンクーバー五輪代表）)　他

中学3年生の頃からチェロを本格的に開始しましたが常田さんが言うには、本気で練習しだしたのは高校に入ってからだそうです。
コンクールなどにも出場し毎日8時間ほど練習していたそうで、日本音楽コンクールで3位という記録ももっています。
その為、あまり高校の授業には出席できていなかったようです。

高校でもバンドを結成しオリジナル曲を演奏していました。2年生の時に「最強プレーヤーズコンテスト」のベース部門で準グランプリに輝いています。

高校を卒業した後は、東京藝術大学音楽学部器楽科チェロ専攻に進学しています。
大学に進学するため、上京し祖母の家に7年間2人で暮らしていました。

19～20歳の2年間くらい小澤征爾さんが主宰する小澤国際室内楽アカデミーにチェロ奏者として在籍し海外公演で色々な所にいったそうです。
その時のことを「中国ってオケの聴き方も日本とは全然違っていて、演奏中に歓声をあげたり、めちゃめちゃフラッシュたいて写真撮ったりするんですよ。俺はその感じがすごく好きで。観客がカジュアルに楽しんでる感じは、いい意味でカルチャーショックだったかな。」と答えています。

また、大学は元々辞めるつもりで入学したそうで、1年ぐらいで中退しています。
通っている時は学校の練習室に籠っていたようです。

大学を中退してすぐにインドに1～2カ月くらい行っていたようです。
インドでは安宿で生活をしていたので衛生面がヤバくカルチャーショックを受けたそうです。
そして、楽器を買いに行くというのもインドに行った目的の1つだったようでシタール（北インド発祥の弦楽器）とかタブラ（北インド発祥の太鼓）買ったそうです。
しかし、空港で密輸を疑われ楽器をバラバラにされてしまったこともあったんだとか。