奇形児は1982年に結成された人気のロックバンドで、ハードコア・パンクレーベルの「ADKレコード」から最初にデビューしたアーティストです。その翌年には解散となってしまいますが、再結成と解散は何度かあり、メンバーもそのたびに入れ替えとなっています。彼らは派手なメイクも特徴となっていて、その個性的な音楽とともに根強い人気を誇っています。

奇形児は結成時から現在までにメンバーがかなり入れ替わっていて、ボーカルとギターに変化は無いものの、ベースは3代目。ドラムは6代目となっています。また、メンバーは全員が別のバンドでも活動していて、それぞれが幅広い活動を見せているのも特徴です。

名前：小倉 康彦（おぐら やすひこ）
生年月日：1958～1959年生まれ、誕生日不明
出身地：不明
職業：ミュージシャン（奇形児、PSYCHI、SISTER RAY）

名前：関口博史（せきぐち ひろし）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：ギタリスト（奇形児、筋肉少女帯、ばちかぶり、TRANSFORMER、THE FOOLS）

名前：福島 誠二（ふくしま せいじ）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：ベーシスト（奇形児、THE FOOLS）

名前：プロレタリアート本間（ぷろれたりあーとほんま）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：キーボーディスト（奇形児、元QP-CRAZY。現ハイテクノロジー・スーサイド、殺(KILL)、動力鉄パイプ）

名前：小室 剛（こむろ つよし？）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：ドラマー（奇形児、サクラザファミリア）

奇形児（バンド）でボーカルを務めていたYASUは2021年12月20日に死去しました。享年62歳でした。彼の最後のステージは2020年に行われた配信ライブとなっていて、以降は表立った活動は一切ありませんでした。

彼の死去は奇形児の公式サイトにて発表され、葬儀は発表された日に近親のみで執り行われたことが明かされました。

YASUの死因については奇形児（バンド）の公式サイトにてすでに公表されていて「食道がん」だったのだとか。食道がんとはその名の通り「食道にできる悪性腫瘍（がん）」のことで、粘膜内にできるものを「早期食道がん」。粘膜の下の層にできるものを「表在食道がん」。さらに奥にできたものを「進行食道がん」とそれぞれ名付けられています。

彼のがんの容態がどの程度だったのかは明かされていませんが、亡くなっていることを考えるとかなり深刻だったことが伺えます。

YASUは2020年に行われた奇形児（バンド）の配信ライブ以降は治療に専念していたようで、表立った活動をしていなかったのは闘病中だったからなんだとか。

彼は2022年のレコーディングを目標に懸命なリハビリを行っていて、頑張っていた矢先に死去してしまいました。

奇形児（バンド）YASUは自身のTwitterを2021年10月8日まで更新していて、この頃は外出をするなど比較的容態は安定していたものと見られています。また、最後のツイートでは「通院」という言葉が綴られていて、がん治療は入院ではなく、通院で行っていたこともわかっています。

ただ、10月8日以降は一切ツイートがなく、容態は悪化していったことが伺えます。

YASUの葬儀は死去が発表された当日に執り行われていて、奇形児（バンド）のメンバー全員から見送られて旅立ちました。葬儀のときの写真はメンバーのTwitterにて公開されていて、かっこいい遺影も披露。

彼の葬儀は都内で行われ、後日にはお別れ会も予定されているのだそうです。

奇形児（バンド）YASUのお墓については今はまだ明かされておらず、お墓の写真なども公開されていません。ただ、お別れ会のあとには彼のお墓が公表されるのではないかと思われ、お墓の場所がわかればファンも訪れることができるようになるでしょう。

奇形児（バンド）はボーカルのYASUが死去したことで今後の活動にも注目が集まっていて、新しいボーカルを据えるのか、それとも解散となってしまうのかが気になるところです。

これについては公式からの発表は一切なく、いまはまだ喪に服している状態だと思われます。