吉田さんは昭和を代表するシンガーソングライターです。
デビュー後の翌年にリリースした「人間なんて」がヒットし知名度も上がりました。
その後、「結婚しようよ」がヒットすると一躍トップアーティストの仲間入りを果たしました。

近年では、1996年から始まった音楽バラエティー「LOVE LOVE あいしてる」でキンキキッズと共演しました。
最初はキンキキッズとの共演を面白く思っていなかったそうですが、今では2人のことを「（彼らが）もう一度別の（人生の）扉を開けてくれたと思っています。何もかもが2人との出会いで変わりました」と明かすほどの関係です。

出身小学校は広島県広島皆実小学校です。

吉田さんの父親は朝鮮総督府で農林官吏として勤務しており、戦後朝鮮・京城から引き揚げで鹿児島に転居しました。
2年生まで谷山小学校に通っていました。

吉田さんの暮らしは終戦も間もないということもありラクではなかったようです。
そんな中、母親が栄養士の国家資格に合格し広島で仕事があるということで母親は吉田さんと姉を連れ広島に転居しました。
そして、4月から広島市立皆実小学校へ転校しています。

小さいころから小児喘息があり出席日数の半分程度しか行けなく目立たない子供でした。また家にいることが多い為、本をよく買い与えられていました。
他にもウクレレを買ってもらい高学年ぐらいから音楽を始めたそうです。

姉と一緒の部屋だったこともあり姉の影響をよく受けていたそうです。姉が歌謡曲が好きでしょっちゅう聴いていたのでそこも影響をうけたと明かしています。

また、母親はお茶の先生もしており吉田さんも母親から茶道を習い茶道師匠の資格を持っています。

出身中学校は、広島県広島市立翠町中学校です。

小学生の頃から体が弱かったですが、中学生でも小児喘息があっらのでやはり半分ぐらいしか学校に行けていなかったようです。
半月ほど休んで学校に行くと同級生がすごく大人に見えていたそうです。
この時周りの成長している姿を見て「学業が遅れる、成長も遅れる、それから社会勉強にもついていけない。そういうことがすごくショックだった。」と明かしています。

中学を卒業した後は、広島皆実高校に進学しました。
偏差値は、44～５９で、吉田さんの他にも有名な方が卒業されています。

・奥田民生(ミュージシャン)
・石川みなみ(日本テレビアナウンサー)
・為末大(元ハードル選手（北京、アテネ、シドニー五輪代表）)
・竹西寛子(小説家)　他

友人が通っていてた広島商業の文化祭に誘われ行ってみたところ、同じ高校生のバンドがエレキギターを演奏しているのを見て「これだ！僕これをやろう！」と思ったそうです。

そして、インストゥルメンタルバンドを結成し、ウクレレを担当しました。
また、曲も作り始めると好きな女の子に曲を作って渡していたそうです。

さらに、米シンガー・ソングライターのボブ・ディランにも大きな影響を受けたそうです。
「高校生ながらに、衝撃を受けたんです。それで、彼のものまねから入って。それは今も続いているんです」と「ディランのような放浪の旅に憧れて、家出とは扱われないような、旅行のような家出をしたこともあります」とも語っています。

体が弱かった吉田さんですが3年生ぐらいの時に体が強くなり「みんなと対等になった」と思ったそうです。
また、「やっと自分がまともな人間になれたような気がしたほどです。遅れている自分が嫌だったですね。」とも語っています。

高校を卒業した後は、広島商科大学（現在の広島修道大学）に進学しました。

大学に入学するとカントリー＆ウエスタン部と応援団に入部しました。
また、中学の同級生とビートルズを真似た4人編成のロックバンド・ザ・ダウンタウンズを結成しました。
ライブハウス・広島ACBに出演した際には「歌うエレキ・グループ登場！」と書かれたそうです。
R＆Bが主なレパートリーでしたがビートルズのコピーやオリジナル曲も10～15曲ほどあり、1965年に初めてコンサートも開催しています。

メンバーと上京するもGSブームも未到来の時代ということもあり相手にされなかったそうです。