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笠置シヅ子と淡谷のり子のプロフィール

2023年放送のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」。
本作は戦後に「ブギの女王」と呼ばれて活躍した歌手・笠置シヅ子をモデルとして描かれた作品です。

朝ドラ「ブギウギ」の放送により、主人公・福来スズ子のモデルとなった笠置シヅ子と、主人公のライバル・茨田りつ子のモデルとなった淡谷のり子に注目が集まっています。

ここでは笠置シヅ子と淡谷のり子の関係をまとめました。
二人の共演作品、週刊誌での対談内容、晩年の仲をお届けします。

笠置シヅ子のプロフィール

名前:笠置 シヅ子(かさぎ しずこ)
本名:亀井 静子(かめい しずこ)
生年月日:1914年8月25日
没年月日:1985年3月30日(70歳没)
出身地:香川県東かがわ市

笠置シヅ子は、代表曲「東京ブギウギ」「買物ブギー」などのヒットで知られる歌手です。

戦前から戦後にかけて活躍し、戦後は「ブギの女王」と呼ばれ、後々の日本音楽史に残る活躍で一世を風靡しました。

それまでの日本の大衆音楽といえば、ステージに直立不動で立って歌唱するソロ歌手が一般的でしたが、そこに海外の音楽の影響を受けたアップテンポなリズムと躍動感あるパフォーマンスを導入したのが笠置シヅ子です。

淡谷のり子のプロフィール

名前:淡谷のり子(あわや のりこ)
本名:淡谷 規(あわや のり)
生年月日:1907年8月12日
没年月日:1999年9月22日(92歳没)
出身地:青森県青森市

淡谷のり子は、日本のシャンソン界の先駆者として知られる歌手で、「ブルースの女王」と呼ばれていました。

1929年に東洋音楽学校(現・東京音楽大学)声楽科を首席で卒業し、オール日本新人演奏会で歌唱を披露して「10年に一度のソプラノ」と高く評価されました。

1930年に「久慈浜音頭」で歌手デビューし、1935年発売のシャンソン曲「ドンニャ・マリキータ」もヒットを飛ばし、日本音楽界のシャンソン歌手第1号として注目を浴びました。

1937年発売の「別れのブルース」は売上100万枚を超える大ヒット曲となり、生涯にわたりブルースの女王として活躍し続けた存在です。

笠置シヅ子と淡谷のり子がモデルのドラマ「ブギウギ」

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笠置シヅ子と淡谷のり子は、2023年放送のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」でライバル関係が描かれています。

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、朝ドラ109作目として2023年10月2日から2024年3月29日まで放送された作品で、戦後にブギの女王として活躍した笠置シヅ子をモデルにしたフィクションドラマとして制作されました。

音楽は笠置シヅ子の代表曲「東京ブギウギ」の作曲家・服部良一の孫である服部隆之が担当したことでも話題になりました。

朝ドラ「ブギウギ」での関係

朝ドラ「ブギウギ」では、笠置シヅ子をモデルにした主人公・福来スズ子を、女優の趣里が演じました。

淡谷のり子をモデルにした茨田りつ子は、女優の菊地凛子が演じました。

作中での二人の関係は“生涯のライバル”で、りつ子が歌う「別れのブルース」をラジオで聴いたスズ子が感銘を受け、やがて生涯の良きライバルとして共に切磋琢磨しながら芸能界を生き抜いていく姿が描かれています。

作中ではスズ子の引退コンサートをりつ子が観客席から見届けるなど、お互いを気にかける様子が見られましたが、モデルとなった笠置シヅ子と淡谷のり子の実際の関係はどのようなものだったのでしょうか。

実際の関係性と仲について見ていきましょう。

笠置シヅ子と淡谷のり子の関係

朝ドラ「ブギウギ」で生涯の良きライバルとして描かれた笠置シヅ子と淡谷のり子ですが、実際に二人は仲が良かったのでしょうか。

二人の実際の関係は、ドラマと同じくライバル関係にあることは間違いないものの、音楽性は正反対で、生い立ちも対照的でした。

笠置シヅ子は大阪の銭湯の養女として育ち、少女歌劇団に身を置いて芸を磨き、派手なパフォーマンスでブギを広め、「ブギの女王」と呼ばれるようになりました。

淡谷のり子は青森の豪商の娘として育ち、音楽学校でクラシックを学んで首席で卒業し、マイク一本のステージで歌唱する「ブルースの女王」です。

年齢は淡谷のり子が7歳年上で離れており、音楽のジャンルも異なります。
しかし活躍した時期は同時期で、どちらも「女王」の異名を持つことから、実際にもライバル関係にあるとされていました。

淡谷のり子は笠置シヅ子を認めていた

淡谷のり子といえば後年はオーディション番組の審査員などを務め、バラエティ番組で辛口コメントを発するイメージが強いのではないでしょうか。

音楽学校を首席卒業した経験から、音楽を基礎から徹底的に学んできた自負が辛口コメントに繋がり、NHK紅白歌合戦で他の出場歌手に「もっと歌を勉強するように」との発言をして話題になりました。

「今の若手は歌手ではなく“歌屋”に過ぎない。歌手ではなく“カス”」と発言するなど、ネットがない時代にも関わらず世間に賛否両論を巻き起こしたことで知られています。

そんな淡谷のり子ですが、派手なパフォーマンスで観客を沸かすタイプの正反対な音楽性を持つ笠置シヅ子のことは認めていました。

その証拠に、1949年には週刊誌での対談も実現しています。
笠置シヅ子と淡谷のり子は週刊誌対談で何を語ったのか、気になる対談内容を見ていきましょう。

笠置シヅ子と淡谷のり子の共演:週刊誌の対談内容

笠置シヅ子と淡谷のり子は、1949年11月号の「婦人公論」で対談しています。

週刊誌ではなく月2回刊の女性誌で、対談企画は「荊いばらの道を語る 淡谷のり子、笠置シヅ子」と銘打たれて掲載されています。

笠置シヅ子と淡谷のり子の対談内容

1949年11月号「婦人公論」の対談では、笠置シヅ子が先輩である淡谷のり子の「雨のブルース」を絶賛し、「愛情のこもった歌、とにかく歯が立たぬ」と尊敬の念を込めて語っています。

二人の恋愛観についても語られており、淡谷のり子が笠置シヅ子に対し「恋人でもこしらえるといい味が出るのではないかと思います」といったアドバイスをしています。

基本的には、笠置シヅ子に対して先輩風を吹かす淡谷のり子という構図の対談です。
しかし淡谷のり子が「私は笠置さんの“センチメンタル・ダイナ”が一番好きですね」と発言するなど、辛口コメントで知られる淡谷のり子から「好き」という言葉を引き出した部分も掲載されています。

対談が掲載された号は図書館などのデータベースに残されているので、対談の全貌が気になる方はぜひ探して読んでみてくださいね。

笠置シヅ子と淡谷のり子の晩年の仲

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