1994年に、北海道北見市出身の小学生の女の子たちによって結成されたガールズバンド「Whiteberry」。

地元、北見市のライブハウスや祭会場でライブ活動をしていた彼女たちを、バラエティ「投稿!特ホウ王国」が1997年6月29日の放送で紹介したことがキッカケとなり、1999年8月4日発売のミニアルバム「after school」でメジャーデビューを果たしました。

なお、このアルバムに収録された「通学路」は、同時期に放送されていたテレビアニメ「キョロちゃん」のエンディングテーマに起用されています。

その後、当時「JUDY AND MARY」のリーダーとして活躍していた、恩田快人さんプロデュース＆作曲によりリリースした「YUKI」が、人気バラエティ「めちゃイケ」のエンディングテーマ曲に選ばれ、徐々に知名度を上げていったWhiteberry。

そんな彼女たちが大ブレイクを果たしたのは、2000年8月にリリースした、JITTERIN’JINNのカバー曲「夏祭り」でした。

同曲はオリコンシングルチャート最高位・3位を記録し、累計売上げでは本家を大きく上回るセールスを達成し、よわい15歳～16歳にして同年末の「第51回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしています。

「夏祭り」で大ブレイクを果たしたWhiteberryですが、その後にリリースした「あくび」のオリコン最高位は29位止まり。

続く「桜並木道」と「かくれんぼ」は、それぞれ16位と20位と健闘を見せるものの、その後はWhiteberry最後の11thシングル「信じる力」まで、鳴かず飛ばずといった状態が続いたんですよね。

そんなWhiteberryの状況に、遂にはボーカル・前田由紀さんの死亡説と言う、とんでもないデマまで流れていたようです。

そして、2004年3月31日、前田由紀さん以外のメンバーが、大学進学の道を選んだことにより、Whiteberryとしての活動ができなくなったという理由で、Whiteberryは解散することになります。

次に、そんなガールズバンド「Whiteberry」の5人のメンバーのプロフィールと、現在の様子についてまとめてみました。

Whiteberryと言えば、ボーカルの前田由紀さん抜きには語れないのですが、実は、Whiteberryのメンバー5人の中で、唯一の途中参加だったようです。

前田由紀さんが加入前のバンドでは、この後ご紹介するベース担当の長谷川ゆかりさんが、ボーカルを務めていたそうです。

ちなみに、前田由紀さんはドラムを担当する川村恵里加さんの従姉なのだそうで、その関係でバンドに途中参加したのかも知れませんね。

そんな前田由紀さんは、2004年3月にWhiteberryが解散した後も、バンドメンバーの中では唯一音楽活動を継続しており、2005年より「yukki」名義でソロ活動を開始しています。

さらに同年10月にはロックバンド「THE HUSKY」のボーカルとして活動を始めるのですが、2011年2月、同バンドからの脱退を表明。当時、脱退理由について前田由紀さんは次のように語っています。