ラ・ムーは当時人気絶頂を極めたアイドル菊池桃子がボーカルを務めたバンド。結成は1988年のことで、菊池桃子がボーカルを務めたことで話題を集めました。その音楽性や過激な歌詞はこれまでの彼女には無かったものであり、まったく新しい菊池桃子を世に広めました。

ラ・ムーというバンドの由来は、空想上の大陸「ムー」の王の名前。デビュー曲のシングルジャケットは、古代人のような人間4人が描かれ、空飛ぶ船に乗っているものとなっていました。

ラ・ムー（バンド）の活動期間はとても短く、1988年2月の結成から、1989年2月までしか活動はしていません。当時は人気絶頂だったアイドル菊池桃子のバンドとして話題になりましたが、あまり流行ることはありませんでした。

ラ・ムー（バンド）のメンバーは総勢7人。バンドはボーカル・キーボード・ギター・ベース・ドラム、そして、コーラスが2人という編成でした。

また、メンバーには日本人だけでなく、外国人もいて、その独自の音楽性もあり、当時の音楽業界では異質な存在でした。

名前：菊池 桃子（きくち ももこ）
生年月日：1968年5月4日
出身地：東京都
身長：160㎝
血液型：B型
職業：女優、タレント、歌手、大学教員、ナレーター

名前：松浦 義和（まつうら よしかず）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：キーボーディスト、サポートミュージシャン、音楽学校学長

名前：中西 望（なかにし のぞむ）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：ドラマー、サポートミュージシャン

名前：勝守 理（かつもり おさむ）
生年月日：1960年5月2日
出身地：京都府
血液型：O型
職業：編曲家、作曲家、ギタリスト、音楽プロデューサー

名前：吉岡 誠司（よしおか せいじ）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：ベーシスト、サポートミュージシャン

名前：ロザリン・キール
名前：ダレル・ホールデン
出身地：アメリカ合衆国
職業：コーラス

ラ・ムー（バンド）が解散したのは1989年2年頃とされています。明確な解散時期などはなく、1989年2月以降、活動が無くなったため、「事実上の解散」だと言われています。

また、解散を明言したことはなく、とくにメンバーが解散について言及したことも無いようです。

ラ・ムー（バンド）の解散理由については「売れなかったから」という見方が非常に強く、実際に4枚のシングルのうち、2ndシングル「少年は天使を殺す」以降はオリコンTOP10に入ることはなく、人気は出なかったのだそうです。

そのため、どうしてもバンドとして続けることは難しかったようで、自然消滅のような形で解散となりました。

ラ・ムー（バンド）は1989年2月以降は一切活動を行わなくなり、「事実上の解散」と言われましたが、同年9月には菊池桃子が事務所を移籍することになり、大きな話題になりました。

また、移籍後は女優業に専念することも明かされ、バンドでの活動には言及されず、これにより完全にラ・ムーの活動再開は絶望てきになりました。

ラ・ムー（バンド）の解散理由としては2人いた黒人コーラスのうち、1人が帰国したからという説もあります。ただ、コーラスが抜けるだけで解散というのは考えづらく、可能性としては低そうです。

それでもメンバーが抜ければ活動自体に影響が出るのは間違いなく、抜けた穴を埋められる人材がいなかったのかもしれません。

元々ラ・ムー（バンド）は菊池桃子が歌手として人気が低迷しはじめていた時期に、「出来上がった楽曲をただ歌うだけの活動には違和感を感じていた」や「ロック色を強めた楽曲をやりたい」、「制作の早い段階からかんよしたい」という思いから結成することになりました。

こうした彼女の要望を実現するにはバンドとしてやるのが最適だったようで、1987年末にバンド結成が決定したのだそうです。

ラ・ムー（バンド）の結成は1988年2月に菊池桃子の単独記者会見の中で明らかにされました。このときは本人から「アイドルでいることに違和感を覚えていた」と語られ、明確な路線変更であることが伝えられました。

このときは人気アイドルの路線変更として大きな話題になり、メンバーには黒人コーラスを起用するなど、まったく新しい活動が注目を集めました。