なお、“小室ファミリー”のメンバーと呼ばれるための厳格な定義はないのだとか。

そのため、小室哲哉さんがプロデュースした曲が代表曲になると、たとえ1曲限りの提供であっても、ファミリーの一員と世間的に認知されることが多いようです。

また、小室哲哉さんの右腕と呼ばれた久保こーじさんのプロデュースも含まれ、最終的に小室ファミリーのメンバーと定義されるアーティストは100組を軽く超えるとも言われています。

特に、1994年から1997年にかけての3年弱は、小室哲哉さんがプロデュースした楽曲がオリコンチャートの上位を埋め尽くす“小室ブーム”と呼ばれる現象が発生したんですよね。

今回は、そんな数ある小室ファミリーの中でも、“小室ブーム”全盛期に活躍し、特に歌が上手い、歌唱力が高いと言われていたメンバー7人を厳選して、ランキング形式でまとめてみました。

1990年4月、アイドルグループ「東京パフォーマンスドール」の初期メンバーとしてデビューした篠原涼子さん。

1994年7月に、小室哲哉プロデュースにより、「篠原涼子 with t.komuro」名義でリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が翌年にかけてロングヒットし、累計202.1万枚を売り上げるダブルミリオンを達成。

同年の第36回日本レコード大賞で優秀賞を受賞するとともに、「第45回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしています。

1996年にテレビ東京系バラエティ「ASAYAN」内の小室哲哉さん主宰のオーディション「コムロギャルソン」に合格し、小室プロデュースによる3人組ユニット「dos」のボーカルとして活躍したtaecoさん。

1996年3月にリリースされた1stシングル「Baby baby baby」が、資生堂「ティセラ」のCMソングに起用され、オリコン最高4位を記録しています。

その後も、同年7月に2ndシングル「more kiss」、11月には3rdシングル「CLOSE YOUR EYES」と立て続けにリリースするのですが、前者がオリコン最高6位、後者は26位と尻すぼみ状態に…

やがて活動はなくなり、正式な解散等のアナウンスもないまま「dos」は自然消滅してしまったようです。

大学1年生だった1994年、落選したオーディションの履歴書がたまたまた小室哲哉さんの目に留まったことで、小室ファミリーのメンバーとなったhitomiさん。

同年11月にリリースした1stシングル「Let‘s Play Winter」で歌手デビューを果たすのですが、売り上げは伸び悩むことに…

しかし、翌1995年4月にリリースした3rdシングル「CANDY GIRL」が、39万枚を売り上げるスマッシュヒットを記録すると、同年9月リリースの1stアルバム「GO TO THE TOP」がオリコン最高位3位を記録するんですよね。