名前：谷村 新司（たにむら しんじ）
生年月日：1948年12月11日
出身地：大阪府
身長：172㎝
血液型：AB型
職業：シンガーソングライター、タレント、作詞家、作曲家、大学教授

谷村新司は1970～1980年代にかけて活躍したフォークグループ「アリス」のリーダーで、堀内孝雄とのツインボーカルで人気を集めました。元々は「ロック・キャンディーズ」というバンドでリーダーを務めていましたが、ドラムの矢沢透と出会い意気投合。

その後、知り合いだった堀内孝雄を誘い、3人でアリスを結成しました。

谷村新司はソロ活動も始め、「昴」や「サライ」は彼の代表曲となっています。また、ソロ歌手として様々なアーティストとともコラボしていて、1988年には「ロンドン交響楽団」と共演したアルバムもリリースしました。

さらに作詞・作曲家としての一面もあり、多くのアーティストへ楽曲提供を行いました。

谷村新司は歌手としてだけでなく、ラジオパーソナリティーとしても大きな人気を集め、「セイ!ヤング」でパーソナリティーを務めたこともありました。

このときはフォークシンガーのばんばひろふみと2人で番組を担当し、テレビでは放送できない下ネタを連発し、「スケベ」のイメージが定着しました。

谷村新司の血液型は「AB型」ですが、ただのAB型ではなく、「シスAB型」という非常に珍しい血液型だったんだとか。彼の血液型は9000人に1人しかいないと言われていて、日本には1500人ほどしか存在していません。

この血液型は一般的なAB型とは違うため、輸血には注意が必要で、通常のAB型を輸血してしまうと最悪死に至るのだそうです。

谷村新司は70代になってからも「アリス」としてもソロとしても精力的に活動を続けていましたが、2023年3月に急性腸炎のため入院・手術し年内の活動を休止することになりました。ファンからの心配の声があがる中、同年10月、谷村新司が亡くなったことが所属事務所から発表されました。

2024年の復帰に向けて療養を続けていましたが、復帰が叶うことはないまま10月8日に息を引き取り、同月15日に近親者のみで葬儀が行われたとのことです。

ここから先は、惜しまれつつ74歳でその生涯を閉じた谷村新司の生い立ちや実家の家族についてご紹介していきます。

谷村新司はネットで「国籍」について検索されることが多かったようです。彼は少し日本人離れした顔立ちをしていましたが、純粋な日本人で、生まれも日本の大阪です。

ただ、彼は自身について「過去生は中国人だったかもしれない」と語っていて、「上海音楽学院」で常任教授も務めたこともあったため「国籍は中国」と勘違いした人もいたのだそうです。

谷村新司は幼少期の頃はとても運動神経が良かったようで、運動会のリレーではアンカーを任されるほどだったのだとか。また、クラスの学級委員も務めていて、女子からもモテていたのだとか。

ですが、小学4年生の頃から食の楽しさを覚えて肥満に。以降は性格も暗くなってしまったのだそうです。

谷村新司は中学に上がると映画「渡り鳥シリーズ」にてギターを弾いていた小林旭を見て、「ギターを弾ければモテる」と感じギターの演奏を始めます。

この頃は女子からモテたい一心でギターの練習を頑張っていたようで、当時は少しバンド活動もしていたのだそうです。

谷村新司は高校に上がると男性2人、女性1人のフォークグループ「ロック・キャンディーズ」を結成。その後は大阪と神戸を拠点に活動し、瞬く間に人気を集める存在となります。

ちなみにこのときはレコードデビューも果たしたようで、「アリス」結成前からすでに大きな成功を収めていました。

谷村新司は「ロック・キャンディーズ」としてブレイクしたあと、のちの「アリス」の所属事務所「ヤングジャパン」の社長と出会い、いくつかのバンドとともにアメリカツアーのため渡米します。

ここで彼はのちの「アリス」のドラムになる矢沢透と出会い、「帰ったら一緒にグループを組もう」と約束したのだそうです。

谷村新司の実家の家族構成は父親と母親、そして兄弟に兄と姉の5人家族です。彼は戦後に末っ子として生まれ、当時は大阪の長野に家族で疎開していたようで、そこで3歳まで過ごします。

ただ、本人は当時の記憶はほとんど覚えていないようで、その後は家族で大阪市内へ移ったのだそうです。

谷村新司の父親は録音会社の経営をしていた実業家で、戦後ではあったものの比較的裕福な家庭に育ったのだとか。また、彼の父親は株の相場師もやっていたようで、投資家相手に稼いでいたのだそうです。

ちなみに谷村新司は過去に「父への遺言」という楽曲を作っていて、その歌詞の内容からおそらく自身の父親に宛てたものなのではないかと思われます。

谷村新司の母親は日本の伝統音楽「長唄」の三味線奏者として活動していた女性のようで、幼少期の頃から音楽が身近にあったのだそうです。どれほどの腕前だったのかはわかりませんが、長年続けていたことからそれなりに人気の奏者だったのではないかと思われます。