りつことは、1981年に結成されたガールズバンド「少年ナイフ」の元メンバーです。

少年ナイフは学生時代の同級生だった山野直子と中谷美智枝、山野の妹である敦子の3人で結成され、1983年にアルバム「BURNING FARM」でインディーズデビューしました。

この作品が当時日本のインディーズレコードの発掘に来たアメリカやイギリスの音楽関係者の目に留まり、1986年にはアメリカでアルバム「PRETTY LITTLE BAKA GUY」をリリースしています。

海外での評価が高く、少年ナイフのファンだったカート・コバーン率いるバンド・ニルヴァーナと共に全英ツアーを行い、カーペンターズのトリビュートアルバム「イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター〜カーペンターズに捧ぐ」に参加するなど世界的に活躍しました。

日本では1992年にアルバム「Let’s Knife」でメジャーデビューを果たし、2005年にはカーペンターズのトリビュートアルバムから「Top Of The World」がサントリーのチューハイ「-196℃」のCMソングに起用されました。

りつこはロックユニット「電気キャンディ」の活動を経て、2008年に少年ナイフにベース担当として加入しました。

少年ナイフはその後も現在に至るまで活動を続けており、2021年3月には大阪・心斎橋ANIMAにてワンマンライブを開催するなど精力的に音楽活動をしています。

しかし2021年11月にりつこが少年ナイフからの脱退を発表しました。
ここではりつこの少年ナイフからの脱退理由と現在の活動、結婚の有無、本名年齢をお届けします。

りつこの本名・年齢については公表されていないものの、これまでのバンド活動経歴から年齢を推測することができます。

りつこは70年代の洋楽に影響を受けて学生時代からバンド活動を始め、これまでに「キラキラ☆スナイパー」「京阪GIRL」「電気キャンディ」のメンバーとして活動してきました。

1997年から1999年まで活動した「キラキラ☆スナイパー」が京都女子大学軽音楽部のメンバーで結成されたバンドのため、1997年に18歳だとすると1979年生まれとなり、2021年現在の年齢は42歳ということになります。
生まれ年は前後する可能性もありますが、少なくとも現在の年齢は40代前半でしょう。

本名は公表されておらず、少年ナイフ脱退後も「Litsuko」名義でTwitterを開設しています。

2008年に少年ナイフに加入し、2021年までの13年間を少年ナイフのベーシストとして活動してきたりつこですが、少年ナイフからの脱退理由は何だったのでしょうか。

公式サイトには脱退理由について「少年ナイフのベース＆ボーカルりつこがこの度、ソロアーティスト・楽曲作家としての道を歩むことになり、バンドを脱退しました」と発表されました。

りつこはグループのブログでファンに挨拶し、「私は自分で曲を作るのが好きです。歌うことも好きです。人生も折り返し地点というとこで、残りは自分の好きなように、好きなことだけをやりたいと思います」と、少年ナイフからの脱退を決断した理由を説明しました。

りつこが結婚しているかどうかですが、少年ナイフとして活動していた2015年4月に産休のためバンド活動を一時離脱しているため、結婚して子供もいることがわかっています。

少年ナイフはりつこの産休による一時離脱に際し「少年ナイフのベース＆ボーカルのりつこがこの度新たな命を授かり、しばらくバンドを離れることとなりました。出産の無事を祈りつつ、また一日も早くバンドに復帰できる日が来るよう彼女にエールを送りたいと思います」とコメントを発表。

りつこ本人もコメントを出し、「最近オメデタニュース多いなぁーって思ってたらなんと！私も妊婦になりました」と明るい様子で妊娠を報告しました。

結婚の詳細や夫の情報は公表されていないため、結婚した時期や相手の職業などは不明ですが、りつこには結婚して一児の母親になっていることがわかりました。

りつこは少年ナイフ脱退後、作家活動を開始しました。
Twitterを開設し、現在は新曲リリースなどのソロアーティスト活動や作曲活動を行なっています。

りつこは自身の夢について語ったことがあり、「私には夢があります。それは生涯現役で音楽を続けることです。どうすればずっと続けていけるのか考えた結果、作家活動を本格的に始めようと思いました。今はまだその冒険に出発したところです」と語っています。

その言葉通り夢を掴むための冒険をスタートさせたりつこは、現在もミュージシャンとして精力的に活動しています。

2021年11月7日にはミュージックビデオ「月」が公開されました。