Laputaは1990年代前半から2000年代にかけて活躍した人気のビジュアル系バンド。彼らは名古屋のビジュアル系バンドの創成期を盛り上げたことでも知られていて、当時は人気バンド「黒夢」などとともに活躍しました。

その後はインディーズながら高い人気を誇り、1996年のシングル「硝子の肖像」でメジャーデビューを果たしました。

Laputaというバンド名の由来は小説「ガリヴァー旅行記」に登場する空想人の島「ラピュータ」にちなんだもので、命名したのはボーカルのakiなんだそうです。

LaputaのバンドとしてのコンセプトはLaputa（バンド）だそうで、ライブでは非現実的な世界を前面に出し、音楽的にはハードロック、ヘヴィメタルを意識したものを披露していました。

インディーズ時代には血糊を使用することも多く、演劇な要素もあって多くのファンを魅了しました。

Laputa（バンド）の主要メンバーは4人。ボーカルのaki、ギターのKouichi、ベースのJunji、ドラムスのTomoiで構成されています。彼らは1995年からこのメンバーで活動していて、以降は解散までメンバーの入れ替えなどはありませんでした。

Laputa（バンド）には脱退したメンバーも数人います。結成時メンバーのギターHiroは1993年12月に脱退。1993年11月に新メンバーとして加入したギターのHidenoは1994年7月に脱退。

1995年1月にはベースのKusubaが脱退し、これ以降はメンバーの脱退はありません。

名前：aki（アキ）
生年月日：1970年10月10日
出身地：愛知県
職業：ミュージシャン、ボーカリスト

akiはLaputa（バンド）のボーカル。バンドではリーダーも務めていて、Laputa結成はドラムのTomoiと一緒に行っています。ボーカルとしては個性的な歌声と高い歌唱力が魅力となっていて、バンドの結成時からボーカルは一貫して彼が務めていました。

akiが音楽にハマったのは中学時代に聴いた「チェッカーズ」。高校からは洋楽を聴くようになり、人気バンド「モトリー・クルー」を聴いて衝撃を受けます。

これ以降はメタルバンドの楽曲を頻繁に聴くようになり、メタルの世界に浸っていたのだそうです。

akiは過去にコンサートスタッフのアルバイトをしていたことがあり、このときにドラムのTomoiなどと出会い、当時の同級生のアルバイト4人で「Ai SICK FACE」というバンドを結成。

バンドとしてはライブなどを中心に活動していたものの、他のバンドのライブを見て自分たちのプロ意識の低さを感じ、そのまま解散となってしまいました。

名前：Kouichi（コウイチ）
生年月日：1970年8月3日
出身地：三重県
職業：ギタリスト、ミュージシャン、コンポーザー

KouichiはLaputa（バンド）でギターを務めていたメンバー。彼は1994年7月に加入したメンバーで、以降はギタリストとしてバンドを支えました。

また、バンドではギターだけでなく、作曲も行っていて、いつもメロディーを作ってからコードとリズムを付けていくスタイルだったようです。

ちなみに作曲中に限界が見えると、その楽曲は途中で捨ててしまうことも明かしています。

Kouichiは高校時代に「VOW WOW」や「EARTHSHAKER」といったハードロックバンドを聴いていたようで、この頃からハードロックに傾倒していったのだそうです。

また、当時はイングヴェイ・マルムスティーンや元JUSTY-NASTYの辻剛といったギタリストにも憧れていて、早くからギターの練習を行っていたのだそうです。

KouichiはLaputa加入前は別のバンドで活動していて、1989年から「VIVIAN LEE」というバンドでギタリストを務めます。その後、1991年に同バンドが解散となり、これを機に「Silver-Rose」というバンドに加入します。

ですが、1994年1月に同バンドも解散となり、同年7月にLaputaに加入しました。

名前：Junji（ジュンジ）
生年月日：1974年8月9日
出身地：熊本県
職業：ベーシスト、ギタリスト

JunjiはLaputa（バンド）のベース担当。彼は1994年1月に当時脱退したギターのHiroの穴埋めという形で加入していて、当初はベースではギターを担当していました。

1995年1月からはギターからベースへ転向し、以降はベーシストとしてバンドを支えました。