名前：堀江 しのぶ（ほりえ しのぶ）
生年月日：1965年8月18日
没年月日：1988年9月13日（23歳没）
出身地：愛知県清須市
血液型：A型
身長：162cm

堀江しのぶは、グラビアアイドルを多数輩出したことで知られる芸能事務所イエローキャブの黎明期を支えたタレントです。

高校在学中の1983年に「クラリオンガールコンテスト」で平凡パンチ・アイドル賞を受賞し、のちのイエローキャブである黒澤プロモーションに所属して芸能界デビューしました。

歌手としても活動し、1984年4月25日にシングル「ビキニ・バケーション/ BOY」で歌手デビューしています。

健康的なプロポーションと明るい性格でバラエティやドラマなどで活躍し、巨乳ブームの先駆けタレントとしてイエローキャブの黎明期を支えました。

しかし1988年9月13日、スキルス胃がんのため23歳という若さで死去しました。

ここでは堀江しのぶの本名、実家と家族をまとめました。
堀江しのぶが生まれ育った実家の場所と地元エピソード、父親・母親・兄弟など家族の情報をお届けします。

堀江しのぶの本名は「堀部 しのぶ（ほりべ しのぶ）」です。

芸名と本名は一文字違いです。

堀江しのぶは愛知県西春日井郡西枇杷島町（現：清須市）出身で、実家も西枇杷島町にあります。

墓は地元の西枇杷島町から少し離れた場所にあるようですが、墓の場所は公表されていませんでした。

実家のある西枇杷島町は、現在の愛知県清須市です。
清須市は、西春日井郡西枇杷島町・清洲町・新川町の3町が合併した市です。

愛知県の北西部に位置し、戦国時代に織田信長の本拠地であったことから、織田氏の居城である清洲城があったことで知られています。

堀江しのぶの家族についてお届けします。

堀江しのぶの家族構成は、父親・母親・本人の3人家族である可能性が高く、兄弟の情報はありません。

父親・母親ともに一般人のため、職業や経歴などの詳細な情報は公表されていませんでした。

堀江しのぶは1988年にスキルス胃がんが見つかりましたが、当時はまだがん患者本人に病気の告知をすることはタブーとされていた時代でした。

そのため堀江しのぶがスキルス胃がんであることは、父親と母親、当時の所属事務所イエローキャブの野田義治社長、担当マネージャーだけに告げられたといいます。

家族と事務所の話し合いの結果、両親の希望もあり、堀江しのぶには胃がんであることを伏せ、良性の卵巣嚢腫と伝えられました。

2024年5月7日に日本テレビ系バラエティ番組「ザ！世界仰天ニュース」で堀江しのぶの病気と闘病生活が特集された際には、VTRを見た笑福亭鶴瓶が「とにかく若いですよ。親がつらい」と家族への同情を口にしています。

中居正広も「親はしんどいですね。先生方もそうだし、家族もそうだし、大変ですよね」と話すなど、病気を隠さなければならなかった家族の思いに寄り添っていました。

堀江しのぶのスキルス胃がんが発覚した際、父親母親ともに家族は愛知県に住んでおり、このまま東京の病院に入院していては両親の負担になることから、地元・愛知県の病院に転院しました。

また、堀江しのぶを発掘したイエローキャブの社長は、できるだけ本人に負担がかからない形であらゆる治療を施し、望み薄とわかっていても希望を捨てず、毎月300万円の治療費を負担していました。

イエローキャブ社長は「堀江しのぶの両親に負担させたくなかった」という考えのもと、タレント・堀江しのぶの育ての親として毎月高額な治療費を捻出していたのです。

当時の所属事務所は堀江しのぶが唯一と言っていいほどの稼ぎ頭で、彼女が入院したことで会社の収入自体が途絶えてしまいましたが、それでも社長は堀江しのぶの回復を願ってできる限りのことをしたとのことでした。

堀江しのぶは入院中も常に仕事復帰に意欲を燃やしていました。

入院生活中は絵を描くことを趣味にしており、母親が「なんで絵を描いているの？」と尋ねたところ、「仕事に復帰した時、入院中何をしていたの？と聞かれるから。そしたら、この絵を見せるの」と明るく語ったといいます。

また、堀江しのぶの生涯最期の言葉は「私、仕事がしたい…」でした。

容体悪化でつらい日々を送る中でも仕事復帰を願ってできることをしていた堀江しのぶ。
母親はその絵を、堀江しのぶの死後も大切に保管しました。

堀江しのぶが亡くなった際、所属事務所の社長は両親から非難されることを覚悟していたといいます。

しかし堀江しのぶの両親は父親母親ともに深々と頭を下げ、「長い間、ありがとうございました」と社長に感謝の言葉を伝えました。

社長は両親のその姿を見て「かえって切なさで胸が締めつけられた」と語っています。

また、堀江しのぶのことを可愛がっていたという漫才師・横山やすしも両親への気遣いを見せ、芸能関係者で誰よりも早く電話し、「どうか気を落とさんようにしてください」と優しく語りかけたとのことでした。