「時代」「地上の星」「糸」など、数々の名曲を生み出し大ヒットを記録してきた、日本を代表する歌手・中島みゆき。

大学時代から音楽コンテストで軒並み入賞し、1975年にシングル「アザミ嬢のララバイ」でデビューしました。

セカンドシングル「時代」で注目を集め、1977年に「わかれうた」が70万枚を売り上げるヒットを記録したことで歌手としての地位を確立。

80年代にはシングル「悪女」がヒットした他、楽曲提供した柏原芳恵の「春なのに」や、工藤静香の「MUGO・ん…色っぽい」などがヒットしたことで、作詞作曲家としても名声を獲得しています。

90年代にはミリオンヒットを連発。安達祐実主演のドラマ「家なき子」の主題歌に書き下ろした「空と君のあいだに」が、147万枚のミリオンセラーを記録しました。

2000年代に入ると、NHKで放送された「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌「地上の星/ヘッドライト・テールライト」がメガヒット。
オリコンのシングルチャートに174週連続ランクインする驚異的な記録を打ち立てています。

他にも100名を超える数多くのアーティストにカバーされている「糸」や、ドラマ「Dr.コトー診療所」の主題歌となった「銀の龍の背に乗って」など、数々の名曲を世に送り出してきた中島みゆき。

日本屈指の国民的歌手として愛される中島みゆきですが、テレビに出ることが少なく、紅白をはじめ音楽番組にも数えるほどしか出演したことがありません。

また、現在は70歳を迎える高齢になったことから、周囲の関係者からも引退説を噂する声が浮上しています。

ここでは大ヒット歌手である中島みゆきの年収、引退説やテレビ出ない理由、現在の仕事についてまとめました。

中島みゆきの年収は、推定1億6000万円と言われています。

日本で高額納税者の長者番付が発表されていた頃、2003年度の高額納税者の発表で中島みゆきの納税額が6561万円と公示され、推定年収が1億8400万円であることがわかりました。

現在中島みゆきの年収は印税収入の比率が高く、2017年にJASRACが発表した著作物使用料の分配額で中島みゆきの「糸」が1位に輝きました。

中島みゆきの楽曲は現在も多くのアーティストにカバーされ、カラオケでも歌われ続けており、印税収入だけでも遊んで暮らせるほどの年収を得ています。

中島みゆきがテレビに出ている姿を見たことがある人はあまり多くはありません。

多くの歌手が出場を目指す国民的音楽番組・NHK紅白歌合戦でさえ、長年のキャリアの中でわずか2回にとどまっています。

70年代にデビューし、80年代も90年代も多くのヒット曲を世に送り出してきた中島みゆきですが、意外なことに紅白初出場は2002年です。

2002年の紅白歌合戦で「地上の星」を披露し、その後2014年に「麦の唄」がNHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌に使用されたことで、12年ぶり2回目となる紅白歌合戦出場となりました。

CMやドキュメンタリー番組で中島みゆきの姿を見ることは多いものの、音楽番組に限っては極端に出演が少なく、中島みゆき＝テレビ出ないの図式が出来上がっています。

なぜ中島みゆきはテレビに出ないのか、その理由は番組のスタッフに問題があることがわかりました。

中島みゆきは以前、まだ若かりし頃に音楽番組に出演した際、プロとして完璧な演奏と歌唱を披露するためにテレビ局に細やかな希望を伝えました。

歌手が歌を届けるために納得いくまで注目をつけるのはプロとして当然の気概ですが、その準備をする側のテレビ局の現場スタッフはてんてこまいに。

そんなスタッフ達が陰で文句を言って面倒臭がっているのを中島みゆきが耳にしてしまい、幻滅してテレビ出演の仕事を避けるようになったというのが中島みゆきがテレビに出ない理由です。

中島みゆきに現在、引退の噂が浮上しています。
ここでは中島みゆきの引退説と現在の仕事をまとめました。

中島みゆきは2020年1月にコンサートツアー「中島みゆきラストツアー 〜結果オーライ〜」を開催しましたが、新型コロナウイルスの影響により2月末からの公演が全て中止になっています。

タイトルが「ラストツアー」であることから、これが最後のコンサートになるのではとファンは騒然。
しかし引退を心配するファンに対し、中島みゆきは「ラストコンサートとは書いてないですよ。まだやめないんだわ、安心してね」とファンの不安を払拭。

ラストツアーと銘打った理由を「ツアーで各所を回るより、一カ所でクオリティの高いコンサートを届けたい」と明かし、今後も音楽活動を続けることを宣言しました。

ラストツアーが中止となった現在、今後の具体的な音楽活動については何も決まっていません。

中島みゆきは普段から数年先の活動まで明確な計画を立てて活動するタイプの歌手でしたが、今後の予定が白紙であることから関係者の間でも「このまま引退するのではないか」と噂されているのです。

現在、中島みゆき本人が精力的に動く仕事の発表はありません。
テレビ番組での中島みゆき特集や、ドライブインシアターでの上映会は開催されているものの、コンサートは中止のままです。

2020年12月にはアルバム「ここにいるよ」がリリースされましたが、「糸」「時代」「地上の星」などの過去のヒット曲を収めたセレクトアルバムとなっており、新作の発表はない状態です。