上原さんはジャズ・ピアニストで、毎年世界で約100日150公演のツアーを行っているようです。
また、日本人アーティストでは上原さんだけですが、ニューヨーク・ブルーノートでの8年連続一週間公演を成功させるという日本だけではなく海外でも活躍されています。

2003年にアルバム「Another Mind」で世界デビューを果たしており、翌年に「第18回 日本ゴールドディスク大賞」でジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞、またアメリカで「サラウンド・ミュージック・アワード＜ニュースター賞＞」も受賞されています。

2005年に拠点をボストンからニューヨークに移しました。
2007年には世界最大のフェスティバル、イギリスの「グラストンベリー・フェスティバル」に出演し、同年11月に公開の映画「オリヲン座からの招待状」のメインテーマ曲「PLACE TO BE」を提供されています。

さらに、アメリカでソロ・ピアノ作品『Place to Be』をリリースすると、アメリカのアマゾンのジャズチャートで1位を記録、スタンリー・クラーク・トリオとして北米、日本をツアーも行っています。
その後も、アルバムの「SPARK」が全米ビルボードのTraditional Jazz Albums部門で1位、またジャズ総合でも1位になり、ジャズ部門の総合1位は松居慶子さん以来2人目です。

数多くの賞も受賞しまた、世界で活躍されている上原さん、記憶に新しいのは2021年の「東京オリンピック開会式」で市川海老蔵さんと共演しピアノ演奏を披露したことでしょう。

上原さんの出身は静岡県浜松市のようです。
出身小学校と中学校は公表されていませんが、高校は静岡の県立高校に進学されているので、高校卒業までは浜松に住んでいいたのでしょう。

大学で上京されており、現在はアメリカ合衆国に在住されています。
しかし、地元に帰ると必ずいくラーメン屋さんがあるのだとか。

ピアノを始めたのは6歳の頃からということで小学1年生もしくは年長さんの時から習っていたようです。
教室はヤマハ音楽教室でピアノを弾くだけではなく作曲も学んでいたそうです。
ヤマハ音楽教室では、15歳以下の子供たちが参加するヤマハ音楽教室主催の「ジュニアオリジナルコンサート」がありそのコンサートに何度も参加されています。

また、8歳の時にピアノの教師宅でジャズのレコードを見つけた上原さんはそれ以来ジャズに興味を持つようになりました。
その後ジャズが好きな教師に恵まれたことですでにオスカー・ピーターソンやエロル・ガーナーに熱中し、インプロヴィゼーションをこなしていたそうです。
音楽界で発表するため人気アニメの主題曲「おどるポンポコリン」を独自に編曲し、楽器パートの譜面作りもすべて一人で行っていたそうです。

出身の中学校を調べてみましたが情報は見つかりませんでした。

小学生の頃から毎週1曲ずつ作っていた上原さんですが、楽譜を書くのがヘタだったようで中学3年生になって「読める楽譜が書けるようになったね」と言われるようになったんだとか。

また、中学生の頃はミュージシャンになりたいと思っていたそうです。

14歳の時になんとチェコに行く機会があったそうで、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演されています。
1994年には、「趣味百科 ピアノで名曲を」に生徒として出演しシューマンの「幻想小曲集作品12 (シューマン)」から「飛翔」「なぜに」を演奏されています。

上原さんの出身高校は静岡県立浜松北高等学校国際科で偏差値は67～70と高いです。
上原さん以外にも有名人の卒業生が多数いるようです。

櫻井浩二(アナウンサー)
さくら剛(文筆家)
岡本充功(衆議院議員)
大澄賢也(タレント)　他

上原さんの運命の出会いとも呼べることが16歳の時に起こります。
それは、ヤマハで来日公演のためのリハーサルを行っていたチック・コリアさんとの出会いで、その際にコリアさんに促され目の前でピアノを弾くと、上原さんの技術や才能を見ぬいたコリアさんは来日公演の最終日に上原さんとステージに上げ観客の前で共演されました。

上原さんはその後、国内外のコンサートに出演したり、日産自動車や花王などのコマーシャル・ソングを作曲したりと才能を発揮されています。