小室哲哉さんは、TM NETWORKのメンバーとしてデビューしまた、渡辺美里さんや中山美穂さん、松田聖子さんなどに楽曲を提供され作曲家としても活躍されていました。

渡辺美里へ提供した「My Revolution」が日本レコード大賞金賞に輝き、TM NETWORK
も「Get Wild」で一躍人気バンドとなるなど才能を発揮しています。

その後、「小室ファミリー」といわれるほど数多くのアーティストのプロデュースをおこなっており、1994年から1999年の間に数多くのミリオンセラーやヒット曲を出し、小室ブームを巻き起こしました。

2018年に突然引退を発表し世間を驚かせました。
しかし、2019年に自身の名前を出さずに始めることでミュージシャンとしての制作活動を再開しました。

翌年には秋元康さんからのオファーにより乃木坂46へ2年3ヶ月ぶりに公での楽曲提供をおこないました。

出身小学校は東京都府中市立第五小学校です。

3歳の頃から東京芸術大学教授の下でヴァイオリンを12歳まで習っていました。
ひたすら同じフレーズを弾くレッスンを始めて、音感の基礎を学び、小学生の頃からすでにクラシック音楽のインストゥルメンタルの楽曲を作っていたそうです。

5年生になると母親がエレクトーンを購入したのですが、母親より再起にコードを覚え10日で基本操作をマスターしたそうです。
また、祖父からもギターコードを習っていたようで、それもすぐ覚えたことから祖父が驚いていたそうです。

出身中学校は、東京都府中市立府中第四中学校です。
2年生の時の音楽の授業でみんながギターを選んでいたためあえてピアノを選び独学で弾き始めました。
また、音楽の16小節を譜面に書く作曲のテストで小室さんの作品を見た先生が「誰かは言いませんけどこの中ですごく上手な人がいました」と言い、その曲をピアノで弾き披露されたことがあるそうです。
当時の小室さんは目立つのが嫌いだったため、この先生の行為がとても嫌だったそうです。

そして、中学生の時シンセサイザーが無性にほしくなったそうで、それを買うために家にあったギター・ヴァイオリン・エレクトーンを無断で売ったそうです。
そのお金で当時16万円以上したシンセサイザー「ローランドSH1000」を購入しました。当然、家族から怒られたようですが「間違いなく自分が得意なものとプライドを持てる」と確信したんだそうです。

2年生の頃は洋楽のロックを聴いていたようでその影響からエレキギターを始めバンドも結成しています。そのバンドで文化祭のステージに立ったこともあります。
幼少の頃からなんでも楽器はすぐに覚え上達していた小室さんですが、エレキギターはあまり上達しなかったそうです。

中学校を卒業した後は東京都早稲田実業高校商業科に進学されています。
当時の偏差値は58ぐらいだったそうです。
そして、小室さん以外にも多くの有名人が卒業しています。

・テリー伊藤(タレント、テレビプロデューサー)
・前澤友作(株式会社スタートトゥデイ創業者)
・北野宏明(科学者)
・日高光啓(ミュージシャン（AAA))　他

小室さんの作曲の技術があまりにもすごいので半分のクラスメイトから作曲の宿題を肩代わりさせられていたそうです。また、高校時代はあまり目立たないタイプだったとか。

新宿にあるロック喫茶に毎日通っておりミニコミ誌「ロック・ボトム」に参加しアルバムの感想と評論を書いた経験もあるようです。
また、アルバイトをしていたようでどんなアルバイトをしていたかと言うと、結婚式場でのオルガン弾きをされていました。

この頃影響を受けたアーティストは、キース・エマーソン、リック・ウェイクマン、キース・ジャレットなどのピアニストだそうです。

高校卒業後は早稲田大学社会科学部に進学されています。

大学を5年ほど在学している際にプロ・ミュージシャンとしての活動を開始します。
「シンセサイザーを使っている珍しいミュージシャン」として注目されていたようで、色々な所からスカウトやセッション、またレコーディングへの参加など依頼を受けていたようです。
また、本格的なバンドを結成しロックバンド「イラプション」という名前で活動していました。

5年も大学に通っていたということはあまり講義には出ていなかったということになりますが、統計学の講義だけは必ず出席されていたようです。
また、「授業料を払う位ならシンセサイザーを買った方がいい」と考えた小室さんは、授業料を楽器代に変えていたようで単位が取れず除籍になっています。