「野良犬」は、1988年にリリースしたアルバム「HOWLING LIVE」に収録されている楽曲です。ファンからは「理屈抜きにかっこいい」「現在の虚飾にまみれた音楽シーンと真逆」「歴史に残る至高の弾き語り」など多くの称賛の声が聞かれます。

泉谷しげるが師匠と仰ぐ岡林信康とのデュエットを披露して話題となった名曲です。「信じがたいために疑い続ける」という深い歌詞も多くの共感をよびました。何度聴いてもあきることがない、中毒性のある人気ナンバーです。

「イムジン河」は、もともと北朝鮮の歌とされ、日本では1990年代前半に、NHK BS-2で放送されたフォークソングの特集番組で、はしだのりひことアルフィーの坂崎幸之助がセッションしたのが最初とされています。その後、1996年に同じくNHK BS-2で放送された『フォーク大集合』にて加藤和彦・坂崎幸之助・泉谷しげるの3人でセッションしたのが話題となりました。

「電光石火に銀の靴」は、1977年4月10日にリリースした7枚目のシングルです。この曲は泉谷しげるのギターテクニックを知ることができる曲とされ、音が絶妙なバランスで真似するのは難しいとされています。

「野生のバラッド」は、1987年12月16日にリリースした17枚目のシングルで、アコースティックギターと泉谷しげるの歌声に続いて、響く重厚なドラミングがロックを思わせる人気の楽曲です。泉谷しげるにしか出せない枯れたシャウトがオーディエンスを魅了します。

「彼と彼女」は、1976年5月25日にリリースされたシングルです。音量を抑えた低目のボーカルに、ピアノとギターが丁寧にサウンドを構築した、激しいメッセージ性の強い楽曲が多い泉谷しげるとしては珍しい、バラードソングです。

「ヨイトマケの唄」は、美輪明宏が自ら作詞作曲した1966年のヒット曲で、美輪が幼少時に一緒に育った友人の亡き母（父や子供のために懸命に働き続けて亡くなった）を回顧する歌とされています。泉谷しげるが歌ったカバーバージョンが『ニュースJAPAN』（フジテレビ）で流れたことで再び日の目を見ることになります。

「黒いカバン」は、1972年にリリースされたアルバム「春夏秋冬」に収録されている人気の楽曲です。オウム真理教事件が起きた頃、ライブなどで「黒いカバン」を歌う時には途中で麻原彰晃を動かぬ証拠と掛けたオリジナル曲に変更して歌い注目を集めました。