狩人は1977年にデビューした兄弟デュオで、長年兄弟揃って活動しています。とくにデビュー曲となった「あずさ2号」は絶大な人気を集め、日本レコード大賞など、数多くの新人賞を受賞しました。

その後は「レッツゴーヤング」や「THE夜もヒッパレ」といった歌番組で人気を集め、兄弟はそれぞれでソロ活動もスタートさせました。

名前：加藤 邦彦（かとう くにひこ）
生年月日：1956年9月19日
出身地：愛知県
身長：170㎝
血液型：A型
職業：歌手、俳優、作詞家、作曲家

名前：加藤 高道（かとう たかみち）
生年月日：1960年1月21日
出身地：愛知県
身長：170㎝
職業：歌手、作詞家、作曲家、ものまねタレント

狩人の2人は以前から歌手を目指していたようで、兄弟揃って上京。当時は歌のレッスンを受けながらギリギリの生活を送っていたようで、レッスン代が払えず先生に「辞めます」と言ったところ「2人で1人分でいいよ」と言われたのだとか。

これが兄弟デュオになるきっかけとなり、2人のデモテープを聞いた作曲家の都倉俊一の耳に留まり、デビューの話がトントン拍子で決まったのだそうです。

狩人は「あずさ2号」の大ヒットで人気歌手の仲間入りを果たしましたが、1980年代以降はヒット曲に恵まれず、歌手としての人気は下火になってしまいます。

その後、1994年に歌謡バラエティー番組「THE夜もヒッパレ」に出演したことで再ブレイクを果たし、翌年に「あずさ2号（ニュー・ヴァージョン）」をリリースして再起を果たしました。

狩人は兄弟デュオということもあって一見仲良さそうですが、じつは不仲なんだそうで、これは2人とも認めている事実です。彼らは昔から喧嘩が絶えず、何でも言い合える兄弟だからこそぶつかることが多かったのではないかと思われます。

狩人の2人は「あずさ2号」が大ヒットし、その後は「コスモス街道」や「若き旅人」もヒットしたことで人気歌手の仲間入りを果たしましたが、じつはこの頃が一番不仲だったのだとか。

なぜ当時はそこまで不仲だったのかはわかっていませんが、ささいなことで喧嘩に発展し、取材を受けるときは机の下で蹴り合っていたこともあったのだとか。

狩人の不仲説が噂になったきっかけは笑福亭鶴瓶のある発言がきっかけとなっています。ある日、狩人が新幹線に乗っていたところ、席がガラガラだったこともあり、わざと2人は離れて座っていたのだとか。そこにたまたま居合わせた鶴瓶がそれを目撃し、テレビで「あっちとこっちで座っとったな」と発言。彼のこの発言がきっかけとなり「狩人は不仲」と噂が流れるようになりました。

狩人の不仲は当時から音楽関係者の間では有名だったようで、言い合いから取っ組み合いの喧嘩に発展することも多かったのだとか。また、2人はテレビの本番直前まで喧嘩することも多く、共演者たちは皆それを不安そうに見ていたのだそうです。

ですが、2人は「喧嘩をしたときのほうが歌が合う」と語っていて、歌に謝罪の気持ちをのせて歌っていたのだそうです。

狩人はその不仲から歌の練習で一緒に合わせたことは一度も無いようで、2人とも「必要ない」と語っています。弾き語りで楽器を演奏するときは兄弟で合わせるようですが、歌だけの合わせは一切しないのだとか。

ただ、歌を一切合わせないのにも関わらず本番ではいつも息ピッタリの歌唱を見せていたことから不仲であっても「兄弟」というのを感じさせられます。

狩人はかなりの不仲で知られていましたが、それでも歌手としては互いに尊敬しあっていたようで、とくに弟の加藤高道は「兄がいなかったらこの道に進んでいない」と語っていました。

また、2人とも決して喧嘩がしたいわけではないことも明かしていて、不仲ではあったものの本心では互いに認め合っていたようです。

狩人は兄弟デュオでデビューしたこともあって活動はいつも兄弟揃ってが当たり前。ですが、2人はそれぞれにやりたいことがあったようで、不仲は「やりたいことができない」といったフラストレーションが溜まっていたことも要因なんだとか。

そのため、デビュー後は次第にソロ活動が増えるようになり、別々の道を歩むようになります。

狩人は2007年4月に年末をもって解散することが発表されました。解散前はすでにそれぞれがソロ活動をしていましたが、思い切りやりたいことをやるために解散を決意。

同年12月23日のラストコンサートを持って狩人は解散となってしまいました。

狩人は兄弟2人とも結婚はしておらず、兄の加藤久仁彦のみ既婚者となっています。弟の加藤高道もすでに60歳を超えていますが、いまだに結婚はしていません。

今後、弟が結婚するのかどうかはわかりませんが、兄の加藤久仁彦は波乱万丈な結婚生活を送っていたようです。