Kiroroは、沖縄県立読谷高等学校の同級生である玉城千春と金城綾乃からなる女性2人組音楽ユニットです。

高校時代放課後の音楽室で玉城千春がオリジナル曲をアカペラで歌っていたところに、金城綾乃が伴奏をつけて遊んでいたのがきっかけで結成されました。

玉城千春が小学生の頃、地域交流で北海道池田町に行った際、なんとなく耳に残ったアイヌ語の“kiroru（人間が踏み固めた広い路の意）”“kiroro-an（強い・健やか・盛ん・大きい・かたくなの意）”という言葉を参考に意味や響きに魅かれグループ名をKiroroに決定しました。

玉城千春が長崎ウエスレヤン短期大学、金城綾乃が医療事務の専門学校に進学し、在学中の1996年にインディーズデビューを果たしました。沖縄限定で発売されたインディーズデビュー曲「長い間」は、地元沖縄のローカルCMにも使われ、県内で1万枚を売り上げました。

楽曲制作を手掛けているのは主にボーカルの玉城千春であり、作詞・作曲の才能はあるものの、ピアノはあまり弾けず、書く音符も暗号のような状態。それを、ピアノが弾ける金城綾乃が玉城千春の「暗号」を解読するような形で活動を始めました。しかし、その後、活動が進むに連れ、金城綾乃の作詞・作曲のものや玉城千春が作詞、金城綾乃が作曲というものも登場するようになりました。

1998年1月21日にシングル「長い間」でメジャーデビューを果たしました。そして、1998年・1999年・2001年にはNHK紅白歌合戦に出場しました。

2005年に4月にボーカルの玉城千春が沖縄県出身の一般男性と結婚し、その1ヵ月後にピアノ担当の金城綾乃がレストランプロデューサーと結婚をしました。

結婚後も音楽活動は続けていましたが、徐々にライブや楽曲のリリースが減少していき、2009年3月4日にリリースしたシングル「みんなあなたを愛してる」を最後に楽曲のリリースはされていません。

2009年以降、楽曲のリリースをしていませんでしたが、2018年1月24日、デビュー20周年という節目に「アイハベル」というアルバムをリリースしました。

3人の子供を出産後、2011年にソロ活動をスタートさせ、「神様」という曲でデビューをしています。

2005年に結婚をして3人の子宝に恵まれ、育児を優先しながら音楽活動をしていましたが、2013年に約8年の結婚生活にピリオドを打ちました。