BENNIE Kは2001年にデビューした人気の女性デュオ。2004年のシングル「サンライズ」で初のオリコンチャートTOP10入りを果たすと、続く「Dreamland」はコカ・コーラのCMソングにも起用され一躍ブレイクを果たします。

その後は様々な音楽フェスに出演するなどして人気を集め、アーティストとして大きな成功を収めました。

「BENNIE K」という名前の由来は「弁慶（BEN-K）」と「BEN E. KING」。2人はユニットを結成したあと、京都にある伏見稲荷神社へヒット祈願へ出向きます。その帰り道で「五条大橋」を通った際、この場所で弁慶と牛若丸が戦ったことを思い出して弁慶の名前を使用することに。

ですが、その後「弁慶」をそのまま使うことに抵抗を感じていたところ、過去に2人で歌ったBEN E. KINGの「スタンド・バイ・ミー」を思い出し、現在の名称にすることが決まりました。

名前：山本 有希（やまもと ゆき）
生年月日：1984年2月23日
出身地：大阪府
職業：歌手、プロデューサー

名前：山本 知恵子（やまもと ちえこ）
生年月日：1978年1月7日
出身地：大阪府
職業：ラッパー、歌手

BENNIE KのYUKIとCICOの出会いは「アメリカ」。YUKIは中学時代にオーディションに合格し、ボイストレーニングのためアメリカを訪れたところ、ホームステイ先でCICOと出会います。当時CICOはニュージーランドで高校時代を送り、その後はアメリカでHIPHOPに目覚め、自身でラップ作りをするなどして活動していました。

YUKIとCICOは帰国後はそれぞれ別々に音楽活動を開始。その後も2人は連絡を取り合っていたようで、クリスマスのイベントにてユニットを結成。ここからBENNIE Kとしての活動はスタートし、2001年にメジャーデビューを果たしました。

BENNIE Kはデビュー記念日である2022年1月24日に解散となりました。活動期間は「約22年」です。彼女たちは2021年12月にラストシングルとなる「FINALE」をリリース。

この楽曲は閉園が近づく夕暮れどきのテーマパークをイメージしていて、最後を飾るにふさわしい楽曲となりました。

BENNIE Kが解散した理由については彼女たちの公式サイトにて「活動を継続する事が難しい」と綴られています。なぜ音楽活動を継続するのが難しいのかは公式サイトでは明かされておらず、複数の問題があったことだけ公表されています。

ただ、決して2人が不仲といった理由ではないようで、YUKIとCICOは良好な関係のまま解散となりました。

BENNIE Kのラストシングルとなった「FINALE」はじつは2020年には完成していたようで、新曲のリリースはさらに数年前から構想が始まっていたのだとか。ただ、2020年は新型コロナウイルスの影響もあってリリースを延期し、2021年の暮れに「時期が来た」と感じてリリースすることを決めたのだとか。

BENNIE Kはあまり知られていませんが、じつは2009年から活動休止になっていて、2021年12月のシングルリリースはおよそ12年ぶりとなっています。活動休止後はそれぞれ活動を続けていたようですが、表舞台からは姿を消してしまいました。

2009年にBENNIE Kが活動休止になった理由は「YUKIが歌うことを辞めたから」です。彼女は以前からプロデュース業に興味があったようで、歌手としてではなく、プロデューサーとしてアーティストを裏からサポートしたかったのだとか。

ここからBENNIE Kは「BK Project」を新たなに始め、プロデュース業に専念することになりました。

BENNIE Kが活動休止に至った経緯は「多忙」。当時は2人ともカオスな日々を送っていたようで、心身共に疲れきっていたのだとか。アーティストとして大きな成功を収めたものの、2人にかかるプレッシャーも大きく、「自分たちを見つめ直そう」ということになったのだとか。

その結果YUKIは前々からやりたかったプロデュース業に乗り出し、BENNIE Kは活動休止となりました。

BENNIE Kは「多忙」を理由に自分たちを見つめ直すため活動休止となりましたが、それを招いたのは「自分たち」だと語っていました。彼女たちは2人ともかなり真面目な性格の持ち主で、「完璧主義者」とも言えるほど、忙しい中でもパフォーマンスはつねに全力で行っていたのだとか。

当然いつも全力でパフォーマンスを行っていれば燃費は悪く、疲れが癒えないまま再び全力パフォーマンス。そのまま2人はドンドン心と身体が疲弊していきました。