名前：小袋 成彬（おぶくろ なりあき）
生年月日：1991年4月30日
出身地：埼玉県
職業：作詞家、作曲家、歌手、音楽プロデューサー、ミュージックビデオ監督

小袋成彬は非常に人気が高い音楽プロデューサーのひとり。彼はこれまで数多くのアーティストを手掛けていて、その中には宇多田ヒカルやきゃりーぱみゅぱみゅなどがいます。また、普段は作詞・作曲家としての活動が多く、アーティストへの楽曲提供を行っています。

小袋成彬はその類まれなる才能から「天才」と称されることが多く、とくに「共感を捨てた曲作り」は非常に高い評価を集めています。そのため、彼は「売る」という商売上もっとも大切なことのひとつを諦めていて、その代わり自分のためだけの音楽作りに没頭しているのだそうです。

彼のこの徹底的な他者評価を廃した曲作りは功を奏してしていて、音楽業界以外からの評価も高いのだそうです。

小袋成彬が通っていた小学校については情報が無く、地元埼玉県内の小学校ということしかわかっていません。

小袋成彬は小学校から野球を始めたようで、当時は坊主頭でした。彼の社会性はこの頃に培われたようで、友達と一緒にワイワイするのが好きだったのだとか。また、彼はこの頃にアコースティックギターを始めていて、当初は趣味のひとつとして始めたのだそうです。

小袋成彬の出身中学は「私立立教新座中学校」です。この学校は埼玉県内にある中高一貫の男子校で、このことから彼の実家は比較的裕福な家庭だったことが伺えます。

小袋成彬は中学では野球部に所属し、当時はトレーニングマネージャーも務めていたのだとか。また、この頃から土日は試合ばかりになり、家族との時間はほとんど無かったのだとか。

ただ、その中で彼はエレキギターに出会っていて、野球の合間に楽しむ趣味程度だったのだそうです。

小袋成彬の出身高校は中学と同じ「私立立教新座高校」です。彼は中高一貫校に通っていたため、そのままエレベーター式に進学したものと見られています。

小袋成彬は高校に進学したあとも野球一筋で活動し、この頃まではまだ音楽は「聴く専門」だったのだとか。また、当時は文化祭の委員長など、組織でのまとめ役をやることが多かったようで、人材管理に早く興味を抱いたのだそうです。

小袋成彬が通っていた大学は東京にある「私立立教大学」です。彼はここで「経営学部国際経営学科」し、当時は実務的・実践的なことに興味があったのだとか。

そのため、暇さえあれば日経新聞を読み、音楽はたしなむ程度だったようです。

小袋成彬は大学時代にコピーバンドを結成していたようで、当時は趣味のひとつとして音楽を楽しんでいました。その後、就活で雑誌社を受けるも落ちてしまい、一念発起して音楽をやる決意をします。ただ、「親を安心させないといけない」という思いがあり、経済的に自立することを第一に考え、当時は「音楽をやりたい」ではなく、「やらなければ」という思いが強かったのだそうです。

小袋成彬は音楽の道へ進むことを決めたあと、サウンドクリエイターの國本怜とともにR&Bユニット「N.O.R.K.」を結成します。当時は「和製ジェイムス・ブレイク」と言われ、音楽と現代アートの融合を上手に取り入れた活動を行っていました。

彼の才能はこのときからすでに発揮されていて、数多くの音楽メディアから取り上げられ、すぐに注目の存在となりました。

小袋成彬は「N.O.R.K.」の結成後にほどなくしてインディーズレーベル「Tokyo Recordings（現・TOKA）」を立ち上げます。当初は何も知らないままレーベルを立ち上げましたが、業界の仕組みを理解してからは徐々に軌道に乗り、経営は順調に進み始めたのだそうです。

小袋成彬はレーベルが評判となり、徐々に編曲やプロデュースの依頼が増えていきます。ただ、その一方でアーティストが持ち込んだ楽曲を編曲し、世に言う「売れる」ものをリリースすることに違和感を感じていたようで、いつしか彼は「僕は何をつくっているんだろう」と考えるようになりました。

その後はアーティストと衝突することが増え、「こっちのほうが共感が得られる」というアーティストに対して「だったら歌うのはお前じゃなくていい」と言い放ってしまうほど、当時は大きな葛藤を抱えていたのだそうです。

小袋成彬はその後、2016年にシンガーソングライターの宇多田ヒカルと出会い、このことをきっかけに彼は芸術を再認識します。彼は宇多田ヒカルのアルバム「Fantôme」の収録曲である「ともだち with 小袋成彬」のレコーディングで初めて彼女に会い、宇多田ヒカルの芸術の営みに「これじゃん」と強く感じたのだそうです。

小袋成彬は宇多田ヒカルについて「『人がこう思うから、こういう曲をつくってやろう』という意図がまったく無い」と語っていて、彼女の他者を介在させず、ただ己のために作る曲作りに驚かされたのだとか。

また、そんな彼女に対しては共感も強く、彼女を見て「いままで僕がもがいてきたことは、間違ってなかった」と感じたのだそうです。