名前：ダニエル・ブーン
本名：ピーター・リー・スターリング
生年月日：1942年7月31日
出身地：イングランド・バーミンガム

ダニエル・ブーンは、イギリス生まれのシンガーソングライターで、楽曲「ビューティフル・サンデー」が大ヒットしたことで一躍有名となった歌手です。

7歳からピアノを始め、13歳でギターの技術を身に付けると、1950年代末からロックバンドの一員として音楽活動を本格化させました。

1972年にリリースした「ビューティフル・サンデー」が世界的にヒットし、現在も愛される楽曲の生みの親として知られるダニエル・ブーン。
ここでは彼の経歴、ビューティフル・サンデーのヒットの要因と現在をお届けします。

ダニエル・ブーンは本名をピーター・リー・スターリングといい、1965年に本名のピーター・スターリング名義で音楽家として活動を開始しました。

1971年にダニエル・ブーン名義で「Daddy Don’t You Walk So Fast」をリリースしてレコードデビューを果たします。

1972年に「Beautiful Sunday（ビューティフル・サンデー）」をリリースすると、全世界で大ヒットとなり爆発的に知名度を上げました。

1972年に発表した曲「Beautiful Sunday（ビューティフル・サンデー）」のヒットで知られているダニエル・ブーン。

この曲は日本でも邦題「すてきなサンデー」として親しまれており、1972年にリリースして世界でヒットした後、1976年に日本でヒットしました。

「ビューティフル・サンデー」が発売されると、その年の前半だけで全世界100万枚を売り上げています。
ランキング推移としてはアメリカの音楽誌「ビルボード」の音楽チャートBillboard Hot 100で週間ランキング15位を記録。
年間チャートではTOP100入りし、全英シングルチャートでも21位を記録しました。

音楽チャートの数字だけでは物足りない印象を受けるかもしれませんが、「ビューティフル・サンデー」の凄さはロングヒット。

発売から長きに渡って売れ続け、2年後の1974年には楽曲のプロデューサーを務めたラリー・ペイジ自らカバーを発表するなど、多くの人に愛される楽曲に成長しました。

1972年にリリースされた「ビューティフル・サンデー」、当初は日本でもキャニオン・レコードから日本盤レコードが発売されましたが、当時はほとんど売れずに廃盤となってしまいました。

しかし1975年にスタートしたTBSのテレビ番組「おはよう720」のコーナー「キャラバンⅡ」のテーマソングに起用されると、一気に人気に火が付くことに。

番組を見た視聴者から楽曲の問い合わせが殺到し、レコード化を希望する投書も膨大な数が届いたといいます。

これを受け、TBSグループが立ち上げたレコード会社ディスコメイトレコードから1976年にシングルとして再販売が開始されました。

1976年3月に発売された日本盤「ビューティフル・サンデー」は、原曲のリリースから4年の時を経て約200万枚を売り上げる大ヒットに。
オリコン総合シングルチャートで15週連続1位を獲得する超ロングヒットとなり、洋楽部門のチャートでは21週連続1位、さらにその年の年間1位を獲得しました。

日本盤レコードだけでなく、日本人歌手が日本語でカバーした「ビューティフル・サンデー」もヒットしています。

歌手の田中星児が歌唱を担当し、日本語詞を亜美ゆうが手掛けたビクター盤はオリコンチャート4位。

ロックバンド「トランザム」が歌い、日本語詞を松本隆が手掛けたカバーもオリコンチャート9位にランクインしました。

日本盤「ビューティフル・サンデー」のヒットにより、田中星児は1976年の「第27回 NHK紅白歌合戦」に出場。
紅白の舞台で「ビューティフル・サンデー」を歌唱し、大晦日の日本を沸かせました。