が～まるちょばは1999年から活動していたパントマイム・アーティストで、メンバーは「HIRO-PON」と「ケッチ！」の2人で構成されています。彼らは言葉を一切使わないパントマイム芸を得意としていて、それを「サイレントコメディー」と呼んでいます。彼らは日本だけでなく、海外でも活動をしていたようで、スコットランドやイギリスを中心に35ヶ国以上で人気を集めました。

が～まるちょばの名前の由来はグルジア語（ジョージア語）の「こんにちは」にあたる「ガマルジョバ」から取られています。過去には実際にジョージアの日本大使館から要請を受けてグルジア（現ジョージア）でパフォーマンスを披露していて、このときはジョージアを4日間かけてパフォーマンスをして回ったのだそうです。

が～まるちょばは2017年にそれまで所属していた事務所「ブレインズアンドハーツ」から他の所属タレントともども契約解除となりました。このときは所属事務所が事業停止となり、破産手続きをはじめたことがきっかけとなっていて、その後は「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」の所属となり、活動再開となりました。

が～まるちょばメンバーは2人揃ってモヒカンスタイルが特徴となっていて、赤色のモヒカンが「ケッチ！」、金髪のモヒカンが「HIRO-PON」と言います。また、2人はいつも黒いスーツとシャツに白のネクタイを着用していて、パフォーマンスだけでなく見た目のインパクトも抜群でした。

名前：HIRO-PON（ひろぽん、本名不明）
生年月日：不明
出身地：埼玉県
職業：パントマイマー

HIRO-PONは20代の頃に「神の啓示」としてパントマイムを始めたようで、当時はソロ活動がメインだったのだとか。なぜ神の啓示なのかはわかっておらず、ソロ活動時代の情報なども出回っていません。

彼がソロ活動をしていたのは90年代のことで、1999年にケッチ！とともにが～まるちょばを結成しました。

名前：ケッチ！（本名不明）
生年月日：不明
出身地：静岡県
職業：パントマイマー

が～まるちょばのメンバーであるケッチ！も元々はソロで大道芸をしていたようで、ソロ歴はなんと8年。HIRO-PONとは大道芸をしていた頃に知り合い、活動を共にするようになりました。

が～まるちょばの2人は見た目こそ同じものの性格はまったく違うようで、一言でいうと「真反対」なんだとか。HIRO-PONは自身の性格について「石橋を叩いて、叩いて、割ってしまうタイプ」と語っていて、とても慎重な性格の持ち主。

かたやケッチ！は「割れた石橋をピョンピョン飛んでいくタイプ」だと語っていて、どんなことにも積極的に取り組んでいく性格の持ち主なんだそうです。

が～まるちょばの2人は2010年から「が〜まるちょばプロジェクト」という多人数での作品作りをはじめ、2014年からは6人組ユニット「ザ・が〜まるちょばカンパニー」を結成。メンバーには「MASA」、「hitoshi」、「角谷将視」、「濱口啓介」の4人を加え、活動の幅を広げました。

が～まるちょば2019年2月にケッチ！が脱退したことが話題になりました。その後はネットで「解散」という噂が流れることになりましたが、実際は解散ではありません。

が～まるちょばはケッチ！が脱退となり、その後はHIRO-PONがソロでが～まるちょばを存続させています。

が～まるちょばは長年に渡って2人で活動を続けてきましたが、なぜ突然ケッチ！は脱退したのでしょうか？これについては「不仲」という噂が流れていて、2人の関係にも注目が集まりました。

ですが、実際に2人が不仲だという事実はなく、これについてはHIRO-PONも過去にインタビューで語っていました。

が～まるちょばは1999年から2019年までの20年間に渡って2人で活動を続けてきましたが、彼らは結成から一度も喧嘩することは無かったのだとか。互いに小さな不満はあったようですが、それを口にすることはなく、大人な関係だったと語っていました。

ケッチ！はが～まるちょばを脱退したことが話題になりましたが、その理由は一体何なのでしょうか？彼が脱退した理由は一言でいうと「パントマイム以外にもやりたいことが見つかったから」というものです。

また、ケッチ！はそれに合わせて海外移住する予定でもあり、が～まるちょばを脱退することを決意したのだそうです。

HIRO-PONはケッチ！の脱退を聞いたとき、彼の決断を尊重して引き留めるようなことはしなかったのだとか。彼は2018年の秋に脱退の意思を知らされたようで、このときはケッチ！に対して2つだけ質問したのだそうです。

その質問は「最終決断なのか？」というものと、「『が～まるちょば』をよくすることは考えなかったのか？」というものです。ひとつ目の質問に対しては「最終決断だ」と言われ、2つ目について「自分が辞めることがベストだと思った」と語っていました。